SIから見たクラウドの先にあるものは

以下は個人的な考えで叩かれるのもある程度覚悟してコメントしておきます。

クラウドとかいうものを推進していくとどうなるのだろう?
インフラ構築やアプリ構築だとかのパイは大きくなるか、小さくなるか?

同じ価値のものは陳腐化して価格は下がって行く。
何のためにクラウドとかいうものを押し進めようとしているのだろう?
誰にとって価値があることなのだろう?
月日が流れるにつれ、同じ報酬を得るにはより多くの付加価値が必要だと誰かは言っていました。

今ある市場を単純にただリプレースしていけば、今まであった市場規模はトータルで
考えると小さくなる可能性がある。決まった量の食事を皆で取り合う状況で
クラウドという単語を持ち出した場合、単価は上がるか下がるか?さてどっちでしょう。

極端な話をすれば、今インフラ構築や保守だとかで食べている人が食えなくなるかもしれない。
全部が変わって行くなんてことは私は全然思ってないですが、流れは確実にあるでしょう。
新しい市場を自分でつくっていかなければ、身の削り合いに巻き込まれることになる。
其の先に待つのは何でしょう。

色々と考えて行くと業界そのものにこれに限らず自己矛盾に近いものがあるような気がしています。
混乱の中で何が生まれるかという楽しみもあるのですが、確実に血は流れるでしょう。

提供する側から見るか、お客様から見るかで見方は全然違うのですが、
提供する側を外から客観的に見るとこんなことを感じています。