面倒な奴

一般的に言われていることとは違うことかもしれないけど、
面倒な奴だなぁと思われるのって悪くはない。

便利で簡単に仕事頼める部下として生きると
実際は重要度が低いようなどうでもいいものが多くまわってくる。
はっきり言えば最悪な状態。

ホウレンソウ大事だっていうけど、
それに時間や気を使いすぎるのは正直無駄。
最低限やればいい。
本当にすべきだと思う時にだけする。
細かいことまでやる人いるけど、上司のほうの時間も無駄に使う
わけだからお互いにとってマイナスだと思う。
それを喜ぶ上司だったら、相当暇な職場なのかもしれない。

面倒な奴だと割り込みのような変な仕事頼みにくいから、
自分のことに集中できる。
やる必要があると思えば当然やるけど、
そう思わなければ自分ではやらない。

空気読むだけで生きていたら、価値のあることはできない。
って昔言われたけど、その意味が時を経るたびにわかるように
なってきた。

使いやすい便利なだけの部下と面倒だけど結果出す部下
実際にはどっちがいいんだろう。
上司の評価は組織の数字が評価対象になることから考えれば
その答えはある程度出るはず。
使いやすくて便利で結果も出す部下がいたとしたら、
便利に使うことでその人の能力を殺してしまっている可能性が高い。

経験上、言うことをきく使いやすい人だけで周りを固めれば
組織は弱っていく。
皆がぶつかるぐらい自分の意見もって考えてやっている組織で
面倒な奴ばかりぐらいのところのほうが結果は出ていた。
それを扱える上司がいることが重要だけど、いいところを消してしまうので色々と口出ししすぎる人はこのポジションには向かない。
基本任せて、きっちり大事なところは外さない人がいい。

面倒な奴がいる組織をコントロールできる管理職って
ほとんどいない。
だから排除する方向に向かう。
ただ結果は出てしまうから評価はせざるを得ないから、
仕事の結果以外のことで評価を下げていく。
その結局、自分の首をしめていることに気づかない人たちは多い。

便利ってのはいいことじゃない。
面倒な奴ってのは常に悪いことじゃない。
結果のためにやっているのなら全然いいこと。
時間には限りがあるんだから、価値あることに時間使わないとと
考えると多少面倒な奴にはなるだろうなと思う。

自分が知っている仕事できる人って安請け合いはしない。
意地でも意味がないことはやらないようにして、
価値があると考えているものに多くの時間を投入する。
当たり前のことのようだけど、これできる人は少ない。

皆が空気を読んでできないことをやると
他の人より少し前に出れるチャンスはある。