思ったことは実現しなきゃもったいない

思いつきとか、これがしたい!っていうのは、
色々な人がもっていたりするものですが、
それが結局埋もれたままになってたりすることが多いので、
もったいないですよね。

田坂広志さんの『企画力』という本を何年か前に読んだんですが、
其の中で『企画力』をどう定義しているかというと以下のような感じです。
非常に厳しい表現ですが、すごく腑に落ちる表現で、読んだ当時に
自分の駄目さ加減を実感しました。

・採用されない企画書は、「紙くず」にすぎない。
・企画力とは、「人間と組織を動かす力」のことである。
・「企画を立案する力」のことではなくて、
  「企画を実現する力」のこと。
・「企画力」とは、「物語のアート」である。

『企画』自体についても以下のように定義しています。
『企画』とは、実行されて初めて『企画』と呼ぶ。

こんなことを久しぶりに思い出して本を少し読み直してたんですが、
当時の気持ちを思い出しました。

『企画』に限らずに思いついたことがあるなら、
それを『実現しなければならない』。

『実行力』が伴わなければ、アイデアの意味はない。

自分が思いついたことを実現するためには、
『伝える力』を持たなければならない。

自分一人で実現することは少ないので、思いついたことを
自分の思いと共にストーリーをもって聞く人に興味をもってもらえる
ように伝える。

これは、話の上手い下手じゃなくて、
こう始まって、先はこうなって、其の先はこうだかと
時系列で繋がった話で、面白く語ること。
相手が興味をもって、想像力を駆り立てるような話をすること。
それをするには、さらに話が小難しくなく分かりやすくなければ駄目。

人は感情で動くので、面白い!とか感情を揺り動かすようなものでなければ駄目で、
借り物の固い文章がずらずらあって、グラフとかマトリクスの表が並んでて儲かるよ!
というようなものだと心は動かないよね。

これらのことは、自分が聞く側になった時のことを考えてみると、
すごく思ってたことは、腑に落ちるなと一人で今日考えてました。

なんやかんや言ってみましたが、
思ったことがあるなら、どうやって実現するのか?を考えなきゃ駄目だよね。
実現するためには何が必要か考えて、話としてできるようにもっていって
それを誰かに語ってみることから始めようよ。
それをどう伝えるか?誰かに伝えるべき話をあなたはもっていますか?
ということ。

そういう力を身につけるためには、
行動を起こさなきゃ始まんないなと自分に伝える意味で書いてみました。