とりあえず、VMWare上のubuntu7.10で
httpd-2.0.55をdebugコンパイルして、debugしてみた。
やり方は、かなり簡単。
1. まずApacheをインストール
DEBUG情報を付けないと駄目なので、
環境変数のCFLAGSをセットして、configureを実行するのがポイント。
場合に応じて、CPPFLAGSもセット。
$ cd ~/oss_src/httpd-2.0.55
$ CFLAGS=-g ./configure --enable-so --enable-mods-shared=all
$ make 2>&1 | tee make.log
$ sudo make install
makeのログを見ると gcc のコンパイルオプションに -gがあるのを確認できるはず。
2. gdbで起動してみる
$ cd /usr/local/apache2/bin
$ sudo gdb -tui ./httpd
--tuiで上にソースを表示させておくとやりやすいかも。
いちいちlistコマンド入れるのもなんだから。
3. gdbでbreakpoint張って、動かす
(gdb) break ap_read_request
Breakpoint 1 at 0x80823eb: file protocol.c, line 830.
(gdb) run -X -f /usr/local/apache2/conf/httpd.conf
Starting program: /usr/local/apache2/bin/httpd -X -f /usr/local/apache2/conf/htt
pd.conf
[Thread debugging using libthread_db enabled]
[New Thread -1211274560 (LWP 11035)]
動いたみたいなんで、ブラウザーからアクセスしてみる。
4. ブラウザーからアクセスしてみる
ブラウザーからページにアクセスしてみると動いてるみたい。
[Switching to Thread -1211274560 (LWP 11035)]
Breakpoint 1, ap_read_request (conn=0x816e028) at protocol.c:830
(gdb) bt
#0 ap_read_request (conn=0x816e028) at protocol.c:830
#1 0x080657fa in ap_process_http_connection (c=0x816e028) at http_core.c:244
#2 0x0807cda7 in ap_run_process_connection (c=0x816e028) at connection.c:43
#3 0x0807d1e4 in ap_process_connection (c=0x816e028, csd=0x816df50)
at connection.c:176
#4 0x0806e346 in child_main (child_num_arg=0) at prefork.c:610
#5 0x0806e428 in make_child (s=0x80b3e88, slot=0) at prefork.c:650
#6 0x0806e573 in startup_children (number_to_start=5) at prefork.c:722
#7 0x0806e9d9 in ap_mpm_run (_pconf=0x80b20a8, plog=0x80de158, s=0x80b3e88)
at prefork.c:941
#8 0x08076c7a in main (argc=4, argv=0xbf998064) at main.c:618
(gdb) continue
Continuing.
あとは好きなところにbreakpointはって中身を追っていけばいいかも。
処理の詳細は、APRがかなりかかわってるので、そこの仕様とか理解していかないといけないことと
マクロと関数ポインタ周りを押さえないと駄目かも？
と見ていて思ったり。
ちなみに2.2.6で同じオプションでやると、mod_deflateがzlibに依存するので、
エラーになるんで、
$ sudo apt-get install zlib1g-dev
先に入れておいておくと吉。
soでやるなら、あとから別途コンパイルして置けばいいだけなんだけど。。
