仕事としてやるなら

最近は、思いつくままにいろんなイベントに行ったり、
いろんなOSSソースコードを読んだりしている日々が、
続いて楽しく過ごしてます。

私のやってる仕事を考えると技術的なところで難しいことも多いし、
時間の縛りもあるし、幅も広くてやった事のない事をやる確率の方が高いので、
人によっては楽しくないし、もう嫌だ!ってなる仕事なのかもしれません。

私自身の今までの経験として、
・法人向けの営業
・ネットワークエンジニアのバックサポート(ソフト寄り)
・一部ネットワークエンジニア
・PG
・SE
・システム保守
だとかその他諸々やってきました。

二ヶ月ぐらいのペースで違うことをやっていて、
気づいたら何屋?みたいなことにもよくなってました。

営業だと、契約とれない方が恥ずかしいから、
頭さげてさげてなんとか契約とったり、
周りから同情の目も向けられましたよ。

ソフト業界入ってからでも、
会社にやることについて知ってる人が誰もいないのは、
当たり前で、自分でお金出して本買って読んだり、
英語のサイト見つけて、必死で読んだりとか、
社外の人に頭下げて教えてもらったり、
かっこわるいことばかりやりながら、乗り切ってきました。

不出来な人なので、ない頭しぼっていい手考えるか、
人より時間つかってなんとかするしか手はなかったんで、
今考えるとスマートではなかったなぁと思ってはいます。

それでも自分としては、楽しかったですよ。
なんでって、自分の限界を超えて何かをできたっていう
感覚を味わえたから。

できたー!っていう喜びっていうのは、何事にも代え難いところだし、
それが感じられないとたぶん続けていくのは無理なんだと思う。

仕事としてやるなら、楽しみなんて言ってたらだめだよって
言う人もいるけど、楽しくなきゃ続かないですよ。

働く時間って一生の中でもかなり長い時間を使うものだし、
その中で成長していけるところもあるし、喜怒哀楽を多く得られるところ。

そりゃ厳しいことも多い。
真剣にやればやるほど、厳しい道は続きますよ。
それすら楽しんでやれるぐらいじゃないと成長できないんじゃないかと。

仕事としてやるなら、どうせなら仕事楽しく感じられるまで
やったらいいと思うんですよ。

時間だけとりあえず場所にいて、
定時なんで帰りますね。ってのは、やっぱ違うでしょと、
それで仕事楽しいですか?
技術者って言えますか?

そういう人であれば、付加価値をつけられないから
ただの利益を生まないコストですよ。価値生まないから費用でもない。
そうなれば、当然価値を生み出さないコストにすぎないから、買いたたかれるし、
単価は下げざるを得ません。
でも日本は物価高いから、下げるには限界がある。

結局そうなっちゃうと海外に仕事いきますよね。
だって海外も含めたらいい人材が使える可能性増えるし、物価も違うから
単価を安くしやすい。

海外に移った仕事は、日本から減るわけですよね。
その分仕事増やせるなら、問題ないですが、たぶん無理でしょう。

じゃぁどうやってこの先いきていくの?って考えると、
何か自分で価値をつけられないと駄目なわけで、
仕組む力がある人、まとめる力のある人、何かを作り出せる人
あたりかなって思うと

1. 仕組みを考えて仕掛けて実行できる人
2. 人を使う人
3. 孤高の職人で誰も真似できない何かをできる人

あたりが思いつくけど、3は、ほとんどの人が頑張ってもなれません。

2 になる人が多いかなと思いますが、
マネージメント特有の難しさはもちろんあるし、
技術者は、技術知らない人から何かを言われることを好みません。
認めてもらえなきゃそりゃ人はついてきませんよね?
2やるにしても最低限の技術はしらなきゃ仕事できません。
難しいですよ。本当にこれちゃんとやろうとすると。
ただやっといてと丸投げは、マネージメントじゃない。

1は、どうだろう?
仕組みは、開発方法とかなのかもしれないし、
新しい価値基準考えたりとかなのかもしれない。
それ考えることで飯を食べれる人は少数でしょう。

どれやるにしても、ただ口あけて時間すぎてるのを待ってたら、
絶対無理で、仕事はなくなるでしょう。
私はそういう危機感を感じることが最近多いです。

ソフト開発って、技術をつかったサービス業だと思ってるので、
顧客と自社に対して、自分の仕事って言うプロセスを経ることで、
付加価値をつけられなきゃ駄目なわけで、其のため日々どうしたらいい?
とか頭つかって悩み続けてるわけで、それをずっと考えていける
人でなきゃ駄目なんだろうなと思ってます。

それ考えながら、自分の何が足りない?とか考えて成長していけたら、
仕事って楽しいと思うんですよ。

最近、java-jaのイベントいったりした時に、
2年ぐらいの経験の技術者に会って話してみると
厳しい環境でも楽しそうに技術に取り組むところとか
その技術力に驚きを隠せないですよ。
そういう人は経験上確実に伸びて他を引き離していきます。

結局言いたい事は、
仕事は楽しんだほうがいいよということ。
あと、一所懸命にやらないと中途半端な楽しさしかない。