量産と職人

世の中のほとんどのものは、大量生産のもの。

『業務系ソフトウェアは大量生産には向かないよね。』
とか言われたりすることがありますが、
そんなことはないんじゃないかなと思ってます。

完成品自体は違っても、組み立てる過程を最適化していく。
同じ型にもっていけるような仕組みを用意すること。

組み立てということで、他の業界の仕組みをそのまま持ち込んだだけでは、失敗するでしょう。
更にソフトウェア業界といっても一つにまとめられるものではなくて、
中はさらに細分化されている。
それぞれのカテゴリーにあわせて仕組みを考えなければならない。

『それってつまんないよね。」と言う人もいるかもしれませんが、
いい物を作ることが目的であって、自分がやりたいことをやることが仕事ではない。
つまらないように見えるけど、其の先には別の楽しさがある。

プロセスだけじゃどうしようもない部分も存在する。
その部分を職人と言われる人が埋めていく。其の力は絶対に必要。
プロセスと個の力のコラボレーション。

全体を見た時にすべてが自然に繋がっている状態を作り出すこと。

出来上がるものは、職人による緻密な作品ではなく、
大量生産されるシンプルなものであること。

シンプルな部品をつなげることで作り上げられる
シンプルな完成品。

これが、漠然と自分が思っている先のイメージ。