ソフトウェア開発でお金を頂くってことは、
できあがるソフトウェアから得られるであろう価値に対して、
対価をお客様は支払っているわけですよね。
お客様が欲しいのは、
それを使うことによって得られる価値であって、
ソフト開発を知らない人が読んでも分からないようなドキュメントや
つぎはぎだらけの読んでも分からないソースコードじゃない。
じゃぁ、中なんてどうでもいいのか?っていうと、そうじゃない。
プロとしてお金をもらって仕事するわけですから、
一定の品質を保証しなければなりません。
ソースコードがちゃんとしてれば、
基本的にソフトウェアは其の通りに動いてくれます。
価値を生み出すソフトウェアそのものの元はソースコードで、
今の開発だとソースコードは人がゴリゴリと書くわけですから、
最終的な価値を生み出すのは、実はPGの人達が書いたコードです。
それがなきゃ膨大なドキュメントだとか
とにかく長い時間かける打ち合わせの価値はゼロです。
欲しい物が手に入らなきゃ
その価値はないに等しいですよね。
カレー屋に入ったら、
『カレーは今ないですが、来月オープン予定です。』
って言われたら、自分なら帰ります。
メニューと店員だけの外側だけじゃ意味がないから。
それと同じことです。
『えー。まだ其の歳でソース読んでるの?』とか
PGをSEの下に見る人達も実際います。そういう人達に言いたい
ソースが書き終わらなきゃ
あなたたちの仕事の価値ってゼロになっちゃうのよ?と。
あなた代わりに自分が書いたドキュメントでプログラム組めますか?
ほとんどの場合、設計書見ても何書いてあるんだか分からないですよ。
だって書いてる本人がイメージできていないから。
ソースコードと設計書との間に大きな溝がそこにはあります。
こんな感じ
設計書 --> 日本語へ翻訳 --> 理解できる日本語に --> 内容確認 --> コードを書き始める。
( 場合によっては、---> こんなん実現できねぇよ orz )
そこで
ソースコードに落とせるレベルのドキュメント書けよと思いながら、
それでもなんとか必死に意味つかんで、きっちりと作り上げようとする
プロフェッショナルなプログラマーの人達がいるわけです。
今まで現場で見てきて、
下に見るどころか、感謝したほうがいいよ。
飯の一回でもおごってもバチあたんないよ。本当に。
すごいコードを書く人、粘り強くいいものをつくろうと努力する人
とにかく技術が好きで勉強している人とか俺は大好きですよ。
自分が直接書いたソースコードから作られたものが、
稼働して使う人が喜んでくれる。
いい仕事じゃないですか?