残業

原則、残業はするべきじゃない。

そう思っているので、自分以外の人が早く帰れるように色々いつも考えています。
それに加えて、顧客満足をある程度満たさないといけないので、
其の2つのバランスをとろうといつも試行錯誤しています。

昼は、皆の案件の手伝いをやったり、回答方法について指示したり、
どう顧客対応するのがいいのか考えて話したり、
レビューを担当して、問題点の指摘をしたりしています。
結局、すべての案件に何かしら関わっています。

皆がやっても、明らかに時間的に間に合わないとか
誰も知らないものについては、自分が例え知らないものでも
自分の責任として、一人で夜に片付ける。

その他夜にならないと上の人と話す時間がとれないので、
話をする時間として、定時後を利用する。
だとかやってるので、私自身は、夜遅くなったりすることも多いです。

こういうことをやったり、考えてるので、
たまに人に厳しいこと言ってしまうこともあるわけですが、
ただ駄目出しするんじゃなくて、これは何故?こういう内容でお客様が受け取ったらどう思うかな?
こういう視点で見てみたらどうかな?とか、なるべく自分で考えて納得してもらいたいと
いうこともあるので、すべて答えを言うことはしません。

こうする理由は、人に押し付けられたものは拒否しやすいけど、
自分で考えて納得したものは、受け入れやすいっていう性質が
人にはあるので、これを利用しています。

正論として、押し付けられた場合、正しいのは分かってるけど、
納得しない人が多いことを多く経験してきました。
経験上、自分が間違っていたと素直に認められる人は意外と少ないんですね。

正直答えを言ってしまうほうが、時間短縮になるし、
短期的には自分は楽になると思います。

短期的には、時間は少しかかるかもしれないけど、
自分が帰るのが遅くなったりとかしてもいいんですよ。
先への投資です。
投資がうまくいけば、自分だけじゃなくて、他の人のためにもなります。

これを続けることで、短時間で仕事を自分で考えてやっていけるようになりますし、
ノウハウが個人にも蓄積してくる。
こうなれば、私の仕事の一つは終わりです。

誰かにだけ負荷が偏ってしまうのは、明らかにマネジメント的にはミスです。
能力的な問題で一人しかできないというのであれば、それはある種仕方ないところも
あるわけですが、個人に頼ってしまう時点で、やり方的に失敗と言えるかもしれません。

ただ、正直なことを言うと、出来る人に仕事頼むほうが、仕事の進みは早いんですよ。
忙しい仕事が出来る人と、暇なあまりできない人がいた場合、忙しい出来る人に頼むほうが、
経験上から言うと、リスクは低いんですね。

だから、忙しい時期があるなら、早く帰ってもらう日を後につくるだとか、
そのあたりのバランスも考えていかないと仕事を頼む側としては駄目な気がしています。

厳しくても、目的を満たすのは当たり前のこと。
ただ、其のためにサービスを提供する側の人達が倒れるとかをよしとするのは、
違いますよね。代わりの人はどこにでもいるとかじゃなくて、その人は一人しかいない。

甘いと言われても、頑張っている人が仕事以外の楽しみを持てるようにしたいし、
それをするために自分ができることを必死にやることが私の今のミッションです。
IT業界は忙しいのが当たり前とか、それは上の甘えですよ。

必要なら、残業することを悪いこととは思いません。
立場立場で、本当に必要な残業なのか?は考えないといけないですが。

私の場合は、好きでやってます。
仕事できないから仕方ないのですけどねw

一度立ち止まって見てください。
其の残業は本当に必要ですか?