適材適所

適材適所。
皆言ってることだけど、なかなかこれができているところは少ない。

そもそも必要なピースを埋めるのに必要な材がない場合も多い。
其の場合にどうするのか?

無理にまったくあわない人に任せるのか?
かなり器用か精神的に強い人間じゃなきゃ、この場合続かない。

本人がやりたいことだけど、適正がないこと。
本人がやりたくないけど、適正があること。
本人がやりたいことで、適正があること。

実は、やりたいと思わない時点で本当は適正がないということかもしれない。

一方で、ただやりたいだけでは、本人だけが楽しくても、
それは周りにとっても迷惑になることがある。
駄目だということであれば、他の場所でがんばってもらうほうがいい。
顧客にとっても、周りにとってマイナスな効果がでてしまうのは、やはりプロとして
サービスを提供するうえで許容されないこと。

その人の特性を見た上で、どうするのがいいのか頭を使い心を砕くのが
上に立つ人の役目の一つ。

適材を集めること。
適材を適所に配置すること。

場所があるから、人を集める。
人がいるから、場所をつくる。
どちらがいいのか?
考えることは多い。

ただ、一つ確実に言えることとして、
会社というものを考えると、利益を出していかなければならない。
やりたいことがあるなら、それで結果を出すことが求められる。
其の責任はすごく重いものであること。
それを覚悟でやりたいことをやらせてくれと言えるか?
それがないのであれば、言わないほうがいい。

結果は意識せずに、誰かに依存して、食わせてもらうのか?
それは当たり前のことか?それでいいのか?

文句を言う前にやることは確実にある。
やるといった以上、自分が出来る以上のことをやっていかなきゃ駄目なんだろう。

適材適所というのは理想だし、そうでなければならないことなのだろう。
しかし、どこの会社でも適材が手に入るわけではない。

今あるもので、どうやっていくのか?又、どう変えていくのか?
其の中で人材をどう生かしていくのかは決まってくる。

少なくとも適正あるなしに関わらず、覚悟が必要ということだけは変わらない。
このことだけは常に意識していきたいと思う。