雲的なにか

周りではクラウドクラウド的な話が飛び交っています。
ほとんどの話は、話もクラウドな感じなのですが。。

クラウドパラダイムシフトだとかなんとか言ってますが、
ゆっくりと広がって行くものかなという気がしてます。

外に置けない機密情報や個人情報だとか内部統制的な話もあるから、
広がらないとかいう話もあったりもしますよね。
ただ、アウトソーシングとしてとらえると、今でも結構外に情報って出てますよね。
仕組みができればある程度、外に出るという手も出てくるのかなぁと思ったりしますが、
そういう仕組みができるとしてもまだ先かなと思ってます。

其の一方で、外に出せないものと出せるものという分類が普通に出てくるのも時間の問題でしょう。

なんて話を考えていたりもしますが、根本的にまずなんでクラウドクラウドと言っているのでしょう?
何のために? コスト削減のためですか?
どういう使い道で、それぐらいの使用量であればメリットがでるのか?とか考えられますか?
それ考えずにただ流行にのっても何にもならない。
むしろコストが高くなることも普通にあります。一言で適材適所。

インフラが同じになるなら、上にのるアプリケーションがどうか?という話になってしまう。
これからは直接的に価値を提供すべきものにフォーカスして、どれだけのメリットを顧客に提供できるかが
勝負の分かれ目になるでしょう。これは本来クラウドだなんだかんだという話になる前に
今でも重要なことなので別になんだかんだということは無い話なのですが。

こんなことを冷静に見て思っているので、クラウドだからどうのこうのとか言うのは、
あまり意味がないのかなぁと思っています。細かいところとか技術的なところを除いて
抽象化してしまえば、供給元が変わるだけで基本の構成はほとんど同じなんだから。
分かりもしないで適当なこと書いてるんじゃないという批判覚悟で今これは書いてます。

結局は、顧客にとって価値のある当たり前のことを当たり前にやること をちゃんと考えないと
ヤバいよというだけの話じゃないのかな。
そういう視点もなしにただクラウドといっても何も価値を生み出さない流行で終わってしまう。
技術的な話は本質ではない。そこから生み出される価値について考えることが求められている気がする今日このごろ。